湯布院の「茶房 天井棧敷」の窓際の席に座って、おいしい深焙煎のコーヒーを啜りながら眺める新緑は、切ないほどの美しさでした。雨に洗われた木々の緑が薄靄にやさしく溶け込み、息づいています。
いつもは、なんだかんだとパパに話しかけるマロンも、しっとり流れる静かな時間を味わいたい気分です。着物姿の大正時代の小説家か俳人が座っていても、ちょっとも違和感のない空間‥。「青葉揺る、旅情切なき、カフェの窓」-漫浪
→湯布院食べ歩き-その3(天井棧敷・角柱本店・鍵屋のおはぎ)
→湯布院食べ歩き-その4(貧乏な貴族・金賞コロッケ・ゆふいん七色の風)